ごあいさつ
「自動化(オートメーション)」の真価とは
その介在をなくすことができない仕事だけを人に残して、機械にできることは機械にさせる ということです。
代表取締役社長
中村 道一
会長
中村 圭二
つまりわれわれは「人間価値に基づく社会の形成に役立つ自動化」を目指しているということです。 そして、人々が精神的にも心理的にも健康であり続けられ、「人が人にしかできない仕事に携われるようにすること」に真価があると考えています。 そもそも何を自動化するのか、どうやって自動化するのか、自動化システムをどういう風に操作をするのか。これらは機械にできることではありません。
では「人間価値に基づく社会の形成に役立つ自動化」とはどういうことでしょうか。
「人間価値に基づく社会」とは、「人が幸せになるため」には何に価値があるのかを判断基準とし、
その基準に照らして人々が精神的に健康であり続けることの出来る社会であるとわれわれは考えます。
そのような社会の形成に役立つために、人々がこころ豊かで安らかに過ごすことのできる時間、
人生にとって有意義なことに費やすための時間、を人間に取り戻す必要があります。
その介在を無くすことのできない仕事だけを人に残して、機械に出来ることは機械に行わせること、
これがHumanized Automationの概念であり、われわれが追求する真の価値です。
その「自動化(オートメーション)」の概念をわが社独自のBBS(Block Building System)という手法を用いることによって適用し、
お客様の抱える問題を、より早く、より柔軟に、よりスムースに解決する“自動「化」屋”を目指しています。
人から働き甲斐を奪ってしまうような、または機械化によって人間が機械の一部となってしまい人間性を損なってしまうようなことではなく、
過酷で危険な作業、単純な繰返しや骨折り作業などから人々を開放し、人が人にしかできない、より創造的、革新的分野の仕事に携わることを可能にする自動化・省力化がHumanized Automationです。
Humanized Automationはわれわれの新造語です。
人を意味する”Human”に動詞化の接尾辞”ize”を付けたHumanizeには人間化する、人間味や人間性を与えるという意味があり、 「人間にとってより良いものにする」という含意を持ちます。 したがって、人にとってより良い自動化・省力化、人を幸せにするための自動化・省力化、というのがHumanized Automationの意味するところです。 今はわが社でしか通用しない言葉ですが、この言葉が業界の標準語、ひいては一般名詞として社会に定着することができるまでに、 生活の質を向上させ、われわれの生活を潤いのある心豊かなものにする商品・サービス、そしてビジネスを開発することが、Humanized Automationの実現であり、わが社の大きな目標です。 人間価値が「人にとってより良い」「人を幸せにするため」である以上、それは単に分析的思考や経済的合理性、市場原理といった基準だけでなく、 生態系や社会、さらに心性や精神性・霊性などをも統合した総合的価値観である必要があります。 どのようなときに人生の幸せを感じるか?在り難さを感じるか?どうすれば心地良く、 心穏やかに過ごすことが出来るか?社会の安寧に貢献できることは何か?・・・を理解することは、 企業理念である「人と技術の調和を通して、われわれの生活の向上をはかり社会の発展に貢献します」を体現する上においても欠かせないものです。