ユニライン(ユニワイヤ)について
システム全般について
- ユニワイヤを使用していますが、現在も購入できますか?
- 現在「ユニワイヤ」は名称を変更し「ユニライン」として販売しております。
生産中止になっているかどうかは 生産中止品一覧 のページで確認できます。
- ユニラインの型式の末尾に「-S」などの記号が付いている。
この記号の意味は何か? 標準仕様のものと混在できないのか? - 末尾の記号は仕様分類を表す型番となります。下記の表をご確認ください。
一覧にない仕様分類表記に関しては特殊型番となりますので都度お問い合わせください。
●仕様選択 仕様 点数/距離によるユニット仕様分類 基本仕様 S仕様 Z12仕様 C仕様 M仕様 Z58仕様 入出力点数 128 128 128 256 256 256 伝送距離(m) 200 500 1000 200 500 1000 伝送速度(kbps) 29.4 14.7 7.35 29.4 14.7 7.35 注)機種により例外があります。
- 末尾に「-S」などの仕様分類を現す型番が付いたユニットと、標準仕様のユニットを混在することはできますか?
- 標準品との混在はできません。
同じ仕様分類の記号の付いたユニットで構成する必要があります。
- H機能付きとなしについて、違いは何ですか?
- H機能付きは断線検知が各々のターミナルでできるのでT分岐・ツリー配線が可能です。
Hなしは120シリーズで古く、数珠つなぎ(マルチドロップ)で終端にED-120が必要になります。
- サイジングについて。
- 伝送ラインの各端末ユニットのアドレス設定が完了した後に、そのIDをコントロールユニットに記憶させることを「サイジング」といいます。サイジング操作は各機種の取扱説明書を参照の上正しく行ってください。
正しく行われないと監視機能が有効にならず断線検知ができません。
※端末ユニットを追加したり取り除いた場合や、アドレスを変更した場合にも必ずサイジング操作を行ってください。
- ノイズ対策について教えてください。
- 伝送ケーブルの近くに高電圧ケーブル、高周波ケーブルがある等何かノイズの発生源がある場合はできるだけ遠ざけるなど、ノイズ対策を行ってください。その上でノイズフィルタを接続することにより、ノイズ耐性を高めることができます。
- 10年ほど使っているシステムで不具合発生。SD-H2A、STV、PTV、の構成で使用中で、センサターミナルをONしていないのに全点ON状態となります。なぜですか?
- おそらく製品寿命です。電解コンデンサの容量抜けによって、12Vを安定させることができなくなっており、信号がONと判断してしまっている状態です。(8Vより下がってしまうとONとなります)
- 古いものから新しいSD-H2Aに交換すると、入力をONしてもPLCコネクタへ信号がいかないようになってしまいました。センサターミナルを交換すれば改善しました。なぜでしょうか?
- ユニット交換でよくなったのであれば、製品寿命が考えられます。もしくはアドレス設定ミスなどが考えられます。
- 伝送ケーブルはシールドケーブルでなくても大丈夫ですか?
- 基本的には汎用ケーブルで大丈夫です。
伝送距離による電圧降下には注意する必要がありますので、線径には注意が必要です。
(ケーブルの線径については各機種の取扱説明書を参照してください。)
- 今回は既設ケーブルを流用せざるを得ないため、ある箇所だけは複数の信号ラインが多芯ケーブルの中に入れる必要があります。大丈夫でしょうか?
- 基本的には避けてください。クロストーク(漏話、混線)を起こして、伝送異常の原因になる可能性があります。
- 現在ある装置をリニューアルにてユニラインを導入したい。ケーブルは既設の12芯ケーブルがあるので流用したいが大丈夫でしょうか?
- 大丈夫ではありますが、注意していただきたいのは12芯のケーブルに、高電圧の動力線などを一緒に引き回さないようにしてください。伝送異常の原因になります。
- 先日落雷があり、それからシステムの具合が悪くなりました。マスタユニットは一見正常ですがまったく通信ができない状態です。そして端末ユニット全てのSEND ランプが消灯している状態です。どうすればよいですか?
- 落雷の場合は、現在正常でも何が起きるかわかりませんので、全ユニットの交換をオススメします。
細かく調べられるのでしたら、まずはマスタユニットを交換してみてどうなるか。
次に、その端末ユニットが故障しているのかを調べるために、1台ずつ接続して動作確認してください。
- 配線時、分岐の制限はありますか?
- 分岐に制限はございません。
端子台などの一般方法で分岐できます。
- 端末ユニットを2台使った1対1通信を検討しています。構成としてセンドユニットは必要ですか?またセンドケーブルは必要ですか?
- センドユニットは必要です。加えて、1対1通信用の型式を追記してご注文いただくことになります。
センドユニットとターミナルユニットの仕様(伝送距離)は同じになるようにしてください。センドケーブルは1対1通信時には必要ありません。
- Z176(96点固定)の1対1通信のシステム(Hシリーズ)をUNターミナルユニットに置換えは可能ですか?
- 可能です。センドユニットがHシリーズの場合は、すべての端末ユニットに置き換えが可能です。
- センサーターミナル、パワーターミナルの取り付け方向に制限があるのか。
- 制限はありません。
推奨する方向は、端子台が正面下側に向く向きです。
コントロールユニット
- H無しの端末で構成していたラインのマスターをMQ-HUWに変更したい。
端末は流用できますか? - 可能です。
ただしエンドユニットをED-120からED-H2へ交換してください。
詳細はコチラをご確認ください。
- MQ-HUWを使用していますが、U.ERR.ランプが点灯しています。原因は何でしょうか?
- 恐らく、繋がっている端末ユニットを読み込むサイジングがされていないのが原因です。
アドレス設定完了後にMQ-HUW本体のSETボタンを長押ししてください。
- SD-120の電源を立ち上げた時にエラー4が出ました。電源再投入で復帰しましたが、30分後に再びエラー4が点滅しだしました。
しばらくすると正常に戻り問題なく稼動していますが、原因は何ですか? - 古い製品だと、ED-120のコンデンサが劣化して容量抜けを起こしている可能性が高いです。
全てのユニットを交換してもらうのが最良です。
- SD-H2Aに18台の端末ユニットをつなぎサイジングをしていますが、台数表示が15にしかなりません。H機能なしの端末が3台つながっていますが関係はありますか?
- H機能なしの端末はマスタ側に自身のIDを返す機能がありません。そのためSD-H2AはID信号の返っていないH機能なしの端末接続を認識することができないため接続台数表示は15と表示されます。
- 三菱PLCでユニコネクタを使っていましたが、今回エンドユーザー指定でキーエンスPLCを使わないといけなくなりました(型式 KV-C64TA 出力モジュール)。何か良い方法はないですか?
- キーエンスKV-C64TA ですと、キーエンス用のPLCコネクタで対応できますが、こちらはカタログ製品ではありませんので、50台ロット(納期2ヶ月)での注文をいただく必要があります。
- SD-120をマスタにSTV・PTVを接続しています。工場で一度装置にてトラブルがあり、修復を行った後に電源を入れると、ターミナルのPOWER ランプが全て点滅するようになりました。何が原因ですか?
- STV・PTVのターミナル全てが、点滅ということなので、電圧低下検知だと考えられます。各ターミナルの電源の電圧を一度測定していただき、低いようであれば電源の調整、交換、追加の検討をして下さい。
端末ユニット
- 端末ユニットのSTV-H☐☐T2、PTV-H☐☐T2の、「T2」は旧機種の「T」と何が変更になりましたか?
- ・旧機種では伝送距離、入出力点数は出荷時設定(-C/-S/-M/-Z12/-Z58仕様)でしたが、「T2」では自由に変更することができます。
・H仕様、120仕様の切り替えが可能になりました。
・断線位置検出機能が付く「H仕様」と同アドレス設定運用が可能な「120仕様」を自由に切り替える事ができます。
・全点ONでの使用が可能です。
・旧機種ではディレーティングの考慮が必要な機種もありましたが、「T2」ではディレーティングの考慮は必要ありません。
- センサターミナルの、STV-H□□TとSTV-H□□TFの違いは何ですか?
- STV-H□□TFは、全点ON可能タイプとなります。STV-H□□Tはディレーティングの問題がありますので、取説などをご確認いただいた上でお使いください。上位互換品のSTV-H□□T2は全点ON可能です。
- センサターミナルのSENDランプが消えています。Powerランプは点灯しています。3台あるがそのうち2台止まっています。マスターユニットは赤点灯しています。
- 断線の可能性があります。STVD-H16TのD-G端子をテスターであたって18V~19V出れば問題ありませんが、電圧が出ていなければ断線しています。
- STV-H04Tに対して、オムロンの近接スイッチ(E2EM-X16MX*)を使いたい。漏れ電流が0.8mA以下、残留電圧が5V以下という条件ですが問題ないですか?
- 問題なくお使いいただけます。
STV-H04Tの仕様は、残流電圧が8V以下、入力電流OFF(漏れ電流)が2.4mA以下となっています。
- STV-H□□T2、PTV-H□□T2 のコモン端子の使い方がわかりません。
- コモン端子は全て内部で0Vにつながっており、出荷時はショートピースが装着された状態になっています。
そこに注意していただき、外すなどしてお好きなようにお使いくださって問題ありません。
- ディップスイッチに「A」というのがありますが、これは何を表しますか?
- ユニットにより異なりますが、予備のスイッチである場合とアドレス128の設定スイッチである場合とがございます。
詳しくは取扱説明書に記載がございますので、各ユニットの取扱説明書をご覧ください。
- ディップスイッチに「B」というのがありますが、これは何を表しますか?
- ユニットにより異なりますが、セカンドID用である場合と、ホールドリセット選択用である場合と、予備である場合とがございます。
各ユニットの取扱説明書をご覧ください。(セカンドID用はHシステム用ユニットのみ。かつ、入力ユニットのみ。ホールドリセット選択用は出力ユニットのみとなります。)
- MQ-HUW、PTV-UN32T などで構成されたシステム(端末ユニットは全てUNターミナルで、接続台数は12台程度)で不具合が起こります。
ONしていないはずのI/OがONしてしまいます。その現象が再現しないので困っています。高周波のパルス信号を通信させていますが関係ありますか? - ノイズの影響が考えられます。まず適切なノイズ対策をしていただいた上で、通信速度が約4倍遅くなりますが、 システム全体を1㎞仕様にしてノイズ対策を強化する方法があります。またノイズフィルタFN-06の接続もノイズ耐性を上げるのに効果的です
- STV-UN32T使用中に、突然POWERランプが点滅し、PLCにI/Oを返せなくなりました。隣のラインから正常なユニットに交換すると症状は改善しました。
不具合が出たユニットを接続しなおすと同じ症状になるのですが、原因は何でしょうか? - ユニット単体の故障が考えられます。POWER ランプの点滅は、単純に電圧降下が考えられます。
おそらく正常な値の電圧があるにも関わらず、ユニットの故障によってそれを取り込めなくなっているのだと思われます。ユニットをご返却いただいて、調査いたします。(保証期間以降は有償となります)
- STV-UN32Tの消費電力は11.5Wとありますが、こんなに必要ですか?パワーサプライ(電源)は備え付けのものを流用したいので、マージンをどの程度みているのかなど詳しく教えていただけますか?
- 11.5Wの最大消費電力は、取扱説明書の電源電圧の最大規定値の27.6V(約28V)で計算したものを記載しておりますので、通常規定値(24V)では約10Wで計算していただいて大丈夫です。(I/O負荷が最大20点ほどでの運用なら消費電力は約7.5Wとなります。)
補助ユニット
- VAH-101-Z58とVAH-102-Z58を購入しました。その他のユニット(PLCコネクタ、センドユニット、ツインターミナル等)は標準仕様ですが、この構成では使えないですか?
- この場合はシステム全ての型式を「-Z58」で統一していただく必要があります。
(最近ご購入頂いたものであれば、有償になりますが改造での対応も可能です)
- FN-06について
- 伝送ラインの端末ユニットは最大20台まで接続できますが、端末ユニットの数が少ない場合はよりノイズの影響を受けやすくなります。
そこで「FN-06」を接続すると、通常ユニット約5台分の疑似負荷を与えることができます。これによりノイズ耐性を高めます。(接続されているユニット数と負荷換算したフィルタの合計が20台を超えないようにご注意ください。)
例→接続ユニット10台なら「FN-06」は2台まで。
接続ユニット12台なら「FN-06」は1台。
※伝送ラインの端末ユニットは最大20台までですが、その中にトロリー伝送バッファユニット
「VAH-101(24V→100V昇圧ユニット)」「VAH-102(100V→24V降圧ユニット)」が接続されている場合は、「VAH-102」1台に対して、そこから更にターミナルユニット20台まで接続できます。(FN-06も上記と同じように使用していただけます。)
※特注品、専用端末品および少点数端末品については、「負荷数の計算が異なります」ので、各製品の取扱説明書を参照していただくか、弊社までお問い合わせください。
- ノイズフィルタ「NF-01」について。
- マスタユニット用のノイズフィルタです。伝送ラインに接続することでノイズの侵入を防ぎます。
「NF-01」はできるだけマスタユニットの近くに設置してください。
- トロリー専用バッファを使うときは、非張力型を推奨されていますがなぜですか?
- 張力型だとたわみがありますので、集電子がバウンドしてしまい通信エラー(断線)を頻繁に起こす可能性があります。
ですので、たわみのない非張力型を推奨しています。
アドレス設定について
- アドレスとは何ですか?
- ユニライン(ユニワイヤ対応)でのアドレスの意味は、コントローラ側(PLC)の信号と端末側(入出力機器)の信号の発信先と受信先を結びつけるためのそれぞれの番地を設定することです。つまり、PLCに接続した、PLCコネクタの入出力アドレス番号とターミナルユニットの入出力アドレス番号との対応をとるため、ターミナルユニット側でアドレスの設定を行うのです。
- アドレスはどのようにして設定しますか?
- アドレス番号の設定は、各端末ユニットの上面に設けられたディップスイッチのON/OFFの設定により、行います。各ディップスイッチは重みを持っており、各重みの合計がそのユニットの入出力点の先頭アドレスとなります。例えば、ディップスイッチの2と4をONにすれば、そのユニットのアドレスは6となります。
- 入力ユニット同士を同じアドレスに設定できますか?
- 両方の入力用ターミナルユニットの入力信号がORとなり、両方のONがセンドユニットに同じアドレスの信号として伝送されます。H機能付ターミナルユニットではIDが重なっていると、断線検知ができない場合があるので、どちらかの入力用ターミナルユニットをセカンドIDにする必要があります。ただし、3台以上同じアドレスに設定すると、伝送異常となる場合がありますので、3台以上は同じアドレスにしないでください。
- 出力ユニット同士を同じアドレスに設定できますか?
- 出力ユニットの同アドレスの設定は2台までの制限があります。また、出力ユニットにはセカンドIDスイッチがなく、センドユニットは[同じアドレス=1台]と認識しますので、断線検知機能は働きません。ご了承ください。
- 出力ユニット1台と入力ターミナル2台のアドレスの重複はできますか?
- 出力ユニット1台に対しては、入力ユニットは1台までしか同アドレスに設定できません。
- IDとは何ですか?
- H機能(断線位置検知機能)では、各ユニットのID番号設定が必要です。ID番号(識別番号)はアドレス番号とは本来異なるものですが、IDはアドレスと同じ設定と考えてください。ただし、入力用ターミナルユニットについてはIDを±1変えることができます。これは重複したIDのある場合に両方のユニットの存在を登録することにより、断線検知を可能にするもので、これを「セカンド設定(ID)」といいます。
- 連結して使うタイプのユニットのアドレスはどのようにして設定しますか?
- ST-04□センサターミナル、PT-04□パワーターミナルなどのアドレス設定機能のないユニットは、AD-(H)120アドレスユニットにより設定を行います。アドレスユニットに設定されたアドレスに続いてSTやPTのターミナルユニットにアドレスが割り振られます。
- カスケードユニットのアドレスはどのようにして設定しますか?
- カスケードユニットのアドレス設定は、AK-120のアドレススイッチの設定スイッチにより、設定を行います。SK-1/2、PK-1/2のアドレスは自動的に割り付けられます。
- ベースユニットのアドレス設定はどのように行いますか?
- アドレスの設定は、Fシリーズのマスタユニットとサブマスタユニットのアドレス設定スイッチにて行います。それらのユニットで設定されたアドレスは、それ自身の上位に搭載される4点(4チャンネル分)のセンサアンプなどの入出力ユニットのアドレス番号とマスタ、サブマスタに連結されたベースユニットの各4点のアドレス番号を自動的に連続番号として、割り付けることができます。
- モジュールはどのようにアドレス設定しますか?
- ユニモジュールにはアドレス設定信号入力端子があります。ディップスイッチなどのスイッチとこれら端子を接続し、アドレス設定を行います。(アドレス用ディップスイッチ、モジュール搭載基板などはお客様でご用意願います。)
CC-Link対応ユニゲートウェイ:SDD-CC1A
- CC-Linkマスタに接続できる台数は?
- PLCにより異なります。Aシリーズ用のCC-LinkマスタAJ61BT11やA1SJ61BT11の場合で最大16台です。
- 占有点数は?
- リモートデバイス局となり、4局占有となります。
- MODEスイッチの設定
-
各動作モードは下表のようになります。
MODEスイッチ設定 内容 0 入力128点、出力128点(SDD-CC1 互換モード) 1 入力256点 2 出力256点 3 入力224点、出力32点 4 入力192点、出力64点 5 入力160点、出力96点 6 入力96点、出力160点 7 入力64点、出力192点 8 入力32点、出力224点 9~F エラー
- I/O割り付けについて
- ユニライン(ユニワイヤ対応)のI/OはCC-Linkの局番に応じた各リモートアドレスエリアのRX,RY,RWrにそれぞれ格納されますが、CPUで扱える汎用の接点やリレー、データレジスタ、内部リレーなどに置き換えます。
- SDD-CC1Aが5台ならんでいます。そのうち1台だけMONIランプが赤く点灯。これはどういう意味ですか?
- 断線エラーを意味しています。断線しているか、過去に断線したターミナルがあるはずです。
まず各ターミナルのSEND ランプが点滅しているか確認してください。
- 電源を立ち上げ時にMONIランプの点灯が起きたので、再度電源を入れなおすと正常に立ち上がりました。
取説で確認したところ、断線もしくはターミナルに24Vが供給されていないとの事で、電源電圧測定した結果21Vくらいしかありませんでした。
ユニラインの電源は何Vくらいからエラーになるのですか? - 電源電圧は24V+15%(27.6V)、-10%(21.6V)の仕様になります。21Vですと、エラー検知をしますので、電源電圧を上げてください
- パラメータの設定について
- プログラム上にFROM,TO命令で書く方法と三菱電機社製のソフトで設定する方法があります。
*PLCのシリーズによってCC-Linkマスタに種類がある事とマスタやソフトのバージョンによって多少異なる場合がありますので注意が必要です。
例1:MELSEC-Q用CC-LinkマスタのバージョンによってはFROM,TO命令でパラメータ設定は出来ない。
例2:パラメータ設定をGX Developerと、FROM,TO命令の両方で設定してしまうと、 ユニライン(ユニワイヤ対応)が正しく動作しない事がある。
- 立ち上げ段階で、ユニライン(ユニワイヤ対応)側の表示がエラーとなっています。原因はなんでしょうか?
- サイジングの未操作(CC1A本体のMONIランプ点灯)SDD-CC1Aでユニライン(ユニワイヤ対応)端末ユニットのIDを記憶させるサイジング操作を行っていない→接続しているユニライン(ユニワイヤ対応)端末ユニットのアドレス番地(ID)が正しい事を確認後、SDD-CC1A本体にあるSETボタンを3秒以上押し、SETランプが点灯することを確認(数秒後に消灯) *上記以外では、ユニライン(ユニワイヤ対応)伝送ラインの断線なども考えられます。また、MONIランプが点滅の場合も短絡や供給電源が低いなどの可能性もあります。詳しくはSDD-CC1Aの取扱説明書を参照下さい。
- 立ち上げ段階でCC-Link側の表示がエラーとなっています。原因はなんでしょうか?
A1:局番の誤設定(CC1A本体のERRランプ点灯)SDD-CC1A本体にある局番スイッチの設定が誤っている。
A2:局番の誤設定(CC1A本体のIN,OUTランプ点灯のまま)SDD-CC1A本体にある局番スイッチの設定が誤って0になっている。
A3:ボーレートの設定異常(CC1A本体のERRランプ点灯)SDD-CC1A本体にあるボーレート設定スイッチがエラーとなる5~Fに設定されている。
A4:ボーレートの誤設定(CC1A本体のRUN,SD,RDランプ消灯)SDD-CC1A本体にあるボーレート設定スイッチがCC-Linkマスタ側とあっていない。
*上記以外にも接続されているCC-Link通信ケーブルの断線などによるエラーも考えられます。詳しくはSDD-CC1A取扱説明書を参照下さい。
DeviceNet対応ユニゲートウェイ:SDD-DN1B
- DeviceNetに接続できる台数は?
- PLCやDeviceNetマスタにより異なります。オムロン製DeviceNetマスタC200H-DRM21-V1の場合、コンフィグレータ無しで5台、コンフィグレータ有りで16台です。
- SDD-DN1BのI/O点数は?
- 入力64点、出力64点です。入力は128点、出力128点も可能ですがその場合、基本仕様SDD-DN1Bの型式の末尾に計256点+伝送距離仕様を含めた記号が必要です。仕様記号の詳細は電子製品総合カタログを参照下さい。
- I/Oエリアの割付 動作モードはMODEスイッチで設定します。
-
動作モード 内容 占有チャンネル数 接続可能ターミナル OUTエリア INエリア 0 入力64点/出力64点
(0~63)/(64~127)5CH 5CH Hシリーズ 1 入力128点/出力128点
(0~127)/(128~255)9CH 9CH 2~7 エラー - - - 8 入力64点/出力64点
(0~63)/(64~127)5CH 5CH UNシリーズ 9 入力128点/出力128点
(0~127)/(128~255)9CH 9CH A 入力256点/出力256点
(0~255)/(256~511)17CH 17CH B 入力128点/出力384点
(0~127)/(128~511)9CH 25CH C 入力384点/出力128点
(0~383)/(384~511)25CH 9CH D 入力496点、出力0点
(0~496)/-32CH 1CH E 入力496点、出力0点
-/(0~496)1CH 32CH F エラー - - -
設定したノードアドレスを先頭に表のようにOUTエリア、INエリアを占有します。
- I/Oサイズを点数で設定する場合、点数はいくらですか?
- I/Oサイズ10は80点、I/Oサイズ18は144点になります。
- SDD-DN1Bについて、入力128点出力128点モードでは入出力16バイト/16バイト(18ch/18ch)占有すると思うが、14バイトずつにすることはできないのでしょうか?
- SDD-DN1Bの占有ch数は固定になります。入力128点(9ch)、出力128点(9ch)モードで合計18ch。
入力64点(5ch)、出力64点(5ch)モードで合計10chの占有です。変化させることはできません。
- ユニライン(ユニワイヤ対応)のアドレスは入力が先で出力は後になりますか?
- 入力は0~111、出力は128~239となります。
- 立ち上げ段階で、ユニライン(ユニワイヤ対応)側の表示がエラーとなっています。原因は何でしょうか?
- サイジングの未操作(DN1B本体のERRランプ点灯) SDD-DN1Bでユニライン(ユニワイヤ対応)端末ユニットのIDを記憶させるサイジング操作を行っていない→接続しているユニライン(ユニワイヤ対応)端末ユニットのアドレス番地(ID)が正しい事を確認後、SDD-DN1B本体にあるSETボタンを3秒以上押し、SETランプが点灯することを確認(数秒後に消灯)
*上記以外では、ユニライン(ユニワイヤ対応)伝送ラインの断線なども考えられます。また、ERRランプが点滅の場合も短絡や供給電源が低いなどの可能性もあります。詳しくはSDD-DN1Bの取扱説明書を参照下さい。
- 立ち上げ段階でDeviceNet側の表示がエラーとなっています。原因はなんでしょうか?
A1:ノードアドレス重複(DN1B本体のMSランプ点灯、NSランプ点灯) スレーブのノードアドレスが他のスレーブと重複。
A2:速度の誤設定(DN1B本体のMSランプが点滅、NSランプ消灯) 速度設定スイッチの誤り。
*上記以外にも接続されているDeviceNet通信ケーブルの断線などによるエラーも考えられます。 詳しくはSDD-DN1Bの取扱説明書をご覧下さい。